とある理系の気まぐれ随筆

極めて適当に書いた、どうでもいいエッセイです

晩夏

皆さんこんにちは!!


朝、着替えようと思って服を脱いだのに、ふと気づいたら同じ服をまた着ていました。なんかもう色々面倒くさくなったので、そのまま仕事へいきました。そんな日々を送る今日この頃です。


さて、今回のテーマは「晩夏」です。晩夏ってなんて読むんだろう、「ばんか」かな?…って思ってちゃんと調べたら、ばんかでした。捻りなし。なお、「来春」を「らいしゅん」ではなく「らいはる」と読んでいた叔母に「えっ、普通そんな読み方しなくない? なんかすごいアホっぽいんだけど」って爆笑しながら言い放った直後に「らいはる」という読み方が割と普通だってことを知り、めちゃくちゃ恥ずかしくなった人がいるらしいのですがそれは僕です。自分の狭い見識で人をおちょくるのは止めましょう。


それにしても、もう9月ですってよ皆さん。いつの間に終わったんだ8月。終わるなら終わるってちゃんと言ってくれなきゃ困るじゃないか。2021年の8月なんて一生に一回しかないんだから、後悔のないように過ごしたかったのに…。


そんなこんなで2021年の夏も終盤に差し掛かっているわけですが、夏の終わりといえば皆さん何を思い浮かべるでしょうか。一般的な日本国民が「晩夏」と聞いてイメージするものを、路上アンケートでも実施して通りすがりのおじさん3人くらいに伺いたいところですが、あいにく外はコロナ蔓延う世紀末状態。協力して下さる方がいるとは思えません。

 

そこで、全国民を代表して僕が晩夏に抱かれている印象を列挙してみました。


1. カブトムシの死体

2. 枯れたスイカのツル

3. 慌てて夏休みの宿題を片付ける小学生

4. ツクツクボウシ


僕の思考はかなり一般的なので、大衆の意見とだいたい一致してるはず。そんなわけないだろ、ってツッコミが即座に浮かんだあなたのことは、後ほどムダ毛が100倍の速度で伸びまくる呪いをかけます。


まず、真っ先に浮かぶのはカブトムシの死体でしょう。晩夏と聞いてこれを思い浮かべない人は日本に一人くらいしかいないんじゃないかと思うくらい、晩夏といえばカブトムシの死体ですよね。えっ、そうじゃない? それは、あなたが日本に一人しかいない逸材ってことですな。


夏の終わりに森へ行くと、もうそこかしこにカブトムシの死体が転がってます。これを見ると、「あぁ、夏が終わるんだな…」としみじみ思うわけですよ。ちょっと切ないですね。または、小学生の息子さんをお持ちのご家庭であれば、カブトムシの死体が無惨に封印された哀れな虫かごなどを夏の終わりに目にすることでしょう。これ、下手すると来年の夏までそのまんま放置されるので気をつけてくだい。生き物は責任もって最後まで飼育しなきゃダメ、ゼッタイ!!


さて、お次は枯れたスイカのツルです。これも定番中の定番ですな。夏の間に頑張ってスイカを提供し続けてくれたツルが、役目を果たして昇天した姿です。目を背けないで、祈りの一つでも手向けてあげましょう。


しかし、スイカって腐るとめっちゃ臭いですよね。あれは絶望的な異臭だ。特に夏場は、食べるのを忘れて放置されたスイカがデロデロに腐って液状化するという、世にも恐ろしい同時多発バイオテロが日本各地で確認されるので、マジで気をつけてください。マジで、気をつけてください(大事なことなので二回ry)。


はい、そして「慌てて夏休みの宿題を片付ける小学生」!! これはもう、あるあるアルね!! かくいう筆者も、そのような小学生のうちの一人でした。特に面倒臭いのが、日記の宿題!! 僕は、最終日全ページに「今日もステキな1日だった」と書いて先生にぶっ飛ばされたことがあります。気をつけましょう。


…しかし、日記を書くにあたっての「ルール」なんてものは、示されていませんでした。従って、「今日は素敵な1日だったなぁ…」と心から思ったのなら、毎日そう書いたっていいんじゃないのかい!? …いや、ダメだな!! もし自分の子どもがそんなの書いたら、「コラ、日記をまとめて書く時は、最低でも10パターンくらいは作りなさい!」って叱ります。


さて、最後はツクツクボウシ。これはまぁ、言うまでもありませんね。ツクツクボウシは出現が一番遅いセミなので、コイツが鳴き始めると「夏も終わりだなぁ」と感じます。一説によると、ツクツクボウシは「夏の終わりがつくづく惜しい」と鳴いているそうです。僕は、そんなことないと思います。セミの鳴き声を都合よく解釈するのはやめましょう。


以上、「晩夏といえば?」のコーナーでした! 皆さんはこの中のいくつが当てはまったでしょうか? 全部当てはまった方は僕と感性が近い可能性があるので、色々気をつけてください! ではまた来週〜

マリモ

皆さんこんにちは!


相変わらず新型コロナが猛威を奮っておりますが、皆さんはご無事でしょうか無事であって欲しい。僕はというと、ついにワクチンを打つハメ(?)になってしまいました。正直、個人的には打ちたくなかったんですけどね。


相変わらずその他のワクチンとは比較にならないくらい副反応が激しいので、巷に蔓延る陰謀論は別としても、打たないという選択は全然アリだと思います。ここまできたら、もはやカケですね。打っても打たなくても、何かしら後悔することにはなるでしょうから。では皆さん、良い人生を!!


気を取り直して、本題入りましょう。今回のテーマは「マリモ」です。マリモについて二千字かぁ…。とりあえず、まずはマリモの説明をしておかなきゃですね。皆さんは、マリモというとどんな姿形を想像するでしょうか。多くの人は、「緑色の丸い球」を思い浮かべると思います。はい、それがマリモの全てです。それ以上説明することはありません(本当か?)。


皆さんのイメージと乖離している可能性があるとしたら、その大きさと触り心地でしょうか。なんと、マリモって直径30cmくらいまで成長するそうです。でっか!! 僕は、大きくてもせいぜいテニスボール程度だと思っていたので、これは予想を覆されました。


直径が30cmもあると、一体どれ程の大きさなのか想像するのも難しいですよね。例えば、東京ドームにはたったの1096万4010個しか入りません。マリモがいかに巨大か、その大きさが少しでも実感できたでしょうか。ちなみに、東京都の人口は約1400万人です。


それから、触り心地です。僕は、マリモって猫みたいな感じの柔らかテクスチャだと思っていたのですが、実際はタワシみたいにチクチクしてるそうです。なので、マリモを猫の代わりに抱いて寝たいと画策しているそこのあなたは、諦めた方がいいです。朝腕が血まみれになっていても知りませんよ?


そんなタワシ…じゃない、マリモですが、意外とペットとしての人気も根強いようです。ある人はペット禁止のアパートで猫の代わりとして、またある人は自粛生活を謳歌するための話し相手として、マリモは日本全国で飼育されています。


目の保養にも良いとされ、「マリモを見ているだけで心が浄化されていく…」という方も少なくありません。また、光合成によってもたらされる出来立てほやほやの酸素は、その辺にある駄酸素とは格が違い、吸うととてもハイな気分になれるそう。すごい、いいことずくめだ!! さあ、貴方も今日からマリモブリーダー、略してマリーダーデビューしようぜ!!※表現は大幅に誇張されています。


…なんだか怪しい宗教団体の勧誘みたいになってきましたが、気のせいです。なお、「私、水槽とか買うお金ないし水換えとかめんどくさいし、というかそもそも世話とかしたくないしペットなんていらないんだけど」なんていう、生き物を飼う資格ゼロの超怠惰な貴方には、「マリモ育成アプリ」がお勧め。


ぶっちゃけ、リアルですらほとんどノーモーションのマリモ、ただでさえ育ててる実感ないのに、それをデジタルで再現したものにどんな価値があるんだ? …と、誰しもが思うような代物ですけど、まぁやってみたら新たな世界が垣間見れるのかもしれません。検索してみると分かりますが、割とシュールです。


しかし、やたらと色々な種類が作出されている点から察するに、それなりの需要はあるのでしょう。あるいは、長引く自粛生活に対する新たな光を、人々は追い求めてるのかもしれません。


アプリの種類にもよるんですけど、結構綺麗な画面で水族館みたいな風貌を呈してるヤツもあるんですよね。ただ、「水族館っぽい感じがいい!」って人は、マリモ育成アプリじゃなくて普通に魚が主役の育成アプリを選んだ方がいいです。あくまでも主役はマリモなので、マリモにフォーカスできない人はマリモを育てる資格なんてありません。


…にしても、マリモ育成アプリって具体的にどんな世話をするんでしょう。画像検索する限り、放置しておくと水が腐ってマリモも枯れてしまうようですが、水換えといってもどうせワンタップでできるんでしょうし、成長するといっても緑の球がだんだんでっかくなっていくだけ…。この育成アプリ、一体どこに苦労とそれに伴う喜びを感じるんだ? めちゃくちゃ疑問なんですが。誰か、熱く語ってくれる人いません?? お待ちしております。


さて、これでだいたいマリモについては語り尽くしましたかねー? この記事を読んでマリモに興味が湧いた方は、是非ホンモノなりアプリなりでマリモを育ててみてください!! では、また次回(^^)

背中にチャック

何だ、それならそうと言ってくれれば…。僕はてっきりめそ…、あ、いや、ゲフッ…ゲフン!


皆さんこんにちは!!


最近、暑いんだか寒いんだかよくわからない天候が続いてますよね。もう少しお天気の情緒が安定してくれると嬉しいのですが。まぁ、お天気にも色々と事情があるのでしょう。そして、人が天気について語るのは、だいたい他に話のネタがないときです。


ちなみに、定番の「今日はいい天気ですねぇ」ってセリフに対して、皆さんはどんな返しをするんでしょうか。大半の人が「そうですねぇ…」だと思うんですけど、それ以外の何か奇抜なレスポンスする人っていたりします?


「いやぁ、今日はいい天気ですねぇ!!」

「いい天気? それは貴方の価値観による評価でしょう。私としては、高気温に加え強い紫外線、体を貫く大量の太陽ニュートリノが降り注いでいるこの天候が、いい天気だとはとても思えません」

「そうですか。しかし、紫外線量は曇りの日の方がかえって多いというデータもありますし、ニュートリノは極めて稀にしか物資と反応しませんから、それが脅威になるとはとても思えませんな」


…はい、本日のテーマは「背中にチャック」でございます。「チャック」ではなく、「背中にチャック」です。背中限定です。なお、背中にチャックと聞いて冒頭のセリフが即座に頭に浮かんだあなたには、ギャグ漫画オタク検定準二級を進呈いたします。よかったね。


しかし、背中限定のチャックなんてそうそう無いような…。皆さんは、背中にチャックがある服なんて見たことあります? 僕、着ぐるみしか思いつかないんですけど。それとめそ…、あ、いや、ゲフッ…ゲフン! 今日はいい天気! …いや、そうでもないな。


さて、残り1300字弱あるのに書くことが全く思い浮かばないという絶望的状況ですが、諦めないで頑張っていきたいと思います。とりあえず、「背中にチャック」で検索だ!! 何がでるかな♪


調べてみたところ、主に女性用の衣類として、背中にチャックのある服は割とありました。筆者のファッションに関する知識が極めて乏しいという事実が明るみになったわけですが、まぁそれは気づかなかったフリして適当に流してくださいありがとうございます。


しかし、それよりも気になったのは、「チャック」という表記より「ファスナー」という表記の方が圧倒的に多かったという点です。言われてみれば確かに、ファスナーの方がしっくりくるかも…。というか、チャックとファスナーって一緒なのか? …助けて、Wikiせんせー!!


てなわけで、今回もWiki先生を頼ってしまいました。まったくしょうがねぇやつだぜ。その結果分かったのは、チャック&ジッパー(なんか歌手のコンビみたい)は、元々商標だったということ。つまり、言語学的に正しいのはファスナーということです。なお、ファスナーは英語だそうですが、定着している名称は国によって様々なんだとか。ムム、ファスナーは世界共通ではないのか…。


その中でも特にびっくりしたのが、フランスの名称。さて問題です!! フランスでは、ファスナーのことをなんて呼んでいるでしょうか!! ちょーっと難しいので、ささやかながらヒントを差し上げますわよ! 最初の文字は「フ」です! さぁて、分かったかなー?? 答えは…




フェルメチュール・ア・グリシエール


…いや、なっが!! 長すぎるでしょファスナーでいいじゃん!! 某魔法学校で教わる呪文だって、こんなに長いのは稀だぞ。フランスといえばファッション大国でしょうが、本当に彼らは普段からファスナーをフェルメチュール・ア・グリシエールって呼んでるのか…? 半端ないこだわりやな…。


長いといえば、中南米もまぁまぁです。その名も「シェレス・レランパゴス」。…なんか怪獣みたいですね。ゴスの辺りが。てか、フランスもそうなんですけど、なんで人名みたいな区切りが入るんだろう。詳しい人いたら、教えてください。


…ちょっと待った、まずくないかこれ。だって、今回のお題は「背中に」チャック。…なのに、背中の話題、ほとんど出てないじゃないか!! どうしよう、バディに怒られる(汗) 何か考えなくては。


考えた結果ふと思ったんですけど、今回のお題のチャックって、本当にファスナーのことなんですかね。ファスナー限定なら、「背中にファスナー」って言いますよね多分。…ってことは、この「チャック」はもしかして、人名を指しているのでは??


「ヘイマイケル!! どうしたんだい、チャックなんて背負って!!」

「やぁトニー。まいったよ、さっきそこでチャックが転んで、このザマさ。いやぁ、今日はついてないね」

「そんな日もあるさマイケル。ところでこれから食事に行かないか? いい店を知ってるんだ!」


…いや、どこへ着地するんだこの会話。迷走してきたところで文字数オーバーしましたので、今日はこの辺で!! あら、言いにくいんですけど貴方、ズボンのフェルメチュール・ア・グリシエールが開いておりすわよ! うふふ!

神輿

皆さんこんにちは!!


聞いてください、最近新しい料理を生み出しました。カマンベールかけご飯です。とりあえず経緯を説明するので、あれこれ突っ込むのはその後にしましょうか。


僕、朝はいつも卵かけご飯なんですよ。ところが、先週は途中で卵が無くなってしまいまして。買い物は日曜にしか行かない主義の僕は、完全に人生詰んでしまったわけです。絶望に打ちひしがれる中、何か代わりになるものはないかと必死に部屋を見渡しました。すると、実家からパクってきた大量のカマンベールが目に飛び込んできたのです…。


こうして、カマンベールかけご飯が誕生したというわけですな。作り方は超簡単!! あつあつのご飯へカマンベールと醤油適量をぶち込んで、ひたすらかき混ぜるだけです。カマンベールはご飯の熱で溶け、いい感じにご飯と混ざっていい感じに仕上がります。美味しいです。みなさんも是非。


なお、本品は卵かけご飯よりも圧倒的にコストが嵩むため、今週の買い出しで卵を買ってきたらもう二度と作ることはないでしょう。


というわけで、本日のお題は「神輿」です!! これ、なんて読むかわかります? 難しいと思うので、すこーしヒントを出しましょう。全部で3文字、「み」から始まって「し」で終わります。また、どこかに「こ」が入ります。お祭りでよく出現しますね。


はい、お分かり頂けたでしょうか。分からない方は分からないままでもたぶん大丈夫です。


とはいえ、神輿について何を語ろう…。てか、あんまり「神輿」って言わなくないですか? 多くの人は「おみこし」って呼んでるような気がします。そんな気がするんですよ、ずっと前からね…。


ちなみに、僕がおみこしと初めて出会ったのは、恐らく幼稚園の年少の時だったと思われます。幼稚園の行事で、おみこしを作って皆んなで運ぶ…みたいなのがあったんですよ。…多分(相当うる覚え)。


いや、そういう行事自体は確実にありました。ただ、どんなものを作ったのかは全く覚えてません…。幼稚園の頃は小池都知事もびっくりの超自粛体質だったので、あまり積極的に作成活動へ加わってなかったのかもしれません。なんか、幼稚園って嫌な思い出ばっかなんだよなぁ…。


…ん? でも、うちの幼稚園って仏式だったような。おみこしって、仏式でもやっていいのか? 漢字がモロに「神」なんですけど…。


こんな時はアレですな。Wikipedia先生ですな。前回は、レモンスカッシュの項目がなかったせいで百科事典から十科事典へ格下げしてしまいましたが、結局こうしてWiki先生に頼ってしまうんだからホントどうしようもねぇなまったく。Wiki先生、前回の不躾をお許しください。でも寄付はしません…。


ともあれWikipediaで「神輿」を検索してみたところ、さすがにありました。これがなかったらマジで十科事典…。しかし、今度は逆に詳しすぎる!!(いちいち注文が多い人) いや、てかホント詳しすぎるだろ神輿の項目…。どんだけ神輿に力いれてるんだ。その力の半分でもレモンスカッシュに分けてあげて!!


ちょっとこれは読む気になれないので、47秒ほどでブラバさせていただき、他のサイトへ移動いたしました。最近Wiki先生の扱いひどいな…。別に恨みとかがあるわけじゃないんですけど。


その結果、仏様が乗る「仏式神輿」なるものも存在するそうです。なるほど、我が母園は間違っていなかったわけですな。しかし、その場合は「仏輿」にするのが正しいと思いません? なんて読むのかは分かりませんけど。ふっこし、かなぁ…。すると、僕らが幼稚園で作ったアレは、「おみこし」じゃなくて「おふっこし」ってことになりますね。わっしょい。


そういえば、僕の高校には剣道の授業があったんですけど、準備運動の代わりに「わっしょい」って大声で叫びながら道場を走り回るという謎の風習がありました。


先生の「わっしょい」へのこだわりは尋常ではなく、クラスメイトがその場のノリで違う言葉を叫んだ日には大激怒し、授業が丸一時間お説教で潰れたほどです。しかも、お説教しながら号泣してました。わっしょいへの熱い思いは伝わってきましたが、僕らに何を求めていたのかは未だによくわかりません。あの先生もなかなか変わってたなぁ…。元気かなぁ…。


んー、あんまりおみこしの本質に触れてないような気がするんですけど、いつものことなので許してくださいまし。というか、ほとんど読まなかったとはいえ、Wikipediaで調べただけ偉いですよね。以前は調べることすらしてなかったわけですから。


さて、じゃあ今回はこの辺にしておきますか。それでは皆さん、また来週!! コロナに負けないで下さいね!!

レモネード

皆さんこんにちは!!


だいぶ放置してしまいましたが、皆さんはお元気でしたでしょうか。僕は夏連休を頂いていたんですけど、開始早々から発熱してコロナの疑いをかけられ、燦々たる日々を過ごす羽目になりました(結果は、抗原検査・PCR共に陰性。多分軽度の熱中症…)。


発熱と言っても37度台後半で、そもそも平熱が37度台の僕にとってはそこまで深刻な症状ではなかったのですが、コロナ流行の爆心地付近に生息していたということもあり即PCR検査を受けることに…。普段だったらこれくらいじゃ絶対病院なんて行かないのに、全部コロナのせいだくそう…。


はい、そんな僕のグダグダ夏休みはさておき、さっさと本題の方へ移りましょう。今回は「レモネード」だそうです。レモネード、皆さんはお好きでしょうか。僕はと言うと、正直レモネードというのがどんなドリンコなのか、イマイチ把握してないんですよね。


こないだ弟とそんな話題になり、「レモネードってレモン味の炭酸のことだよね?」って聞いたところ、「それはレモンスカッシュだろう」と返されてしまいました。


レモンスカッシュ、確かに…。てか、レモネードとレモンスカッシュって何が違うんだ? 重ね重ね弟に尋ねてみると、「自分でぐぐんな」という有力な手がかりを得ることができました。いやぁ、弟の意見は参考になりますな。早速グーグル先生に聞いてみよう。


とりあえず、まずはレモネードについて調べてみます。定番のウィキ先生によれば、「国によって色々あるものの、レモンが入った飲み物全般はだいたい何でもレモネード」というような、結構大雑把な定義でした。


…いや、正直に言うと、本当はもっと詳しく色々書かれていたんです。しかし、読むのが億劫な上に寄付のお願いが凄くしつこいというダブルコンボがクリティカルヒットしてしまい、ブラバを余儀なくされました。大切なところを読み飛ばしてたらすみません。あと、寄付しなくてすみません。


というか、日本の有権者が全員一円ずつ寄付してくれれば、1億円くらいすぐなんですよね。これって結構凄いと思うんです。俗に言う、チリも積もれば大和撫子ってやつですな。


一円って、大体の人が人生に一回くらいは失くすじゃないですか。僕なんて通算24回くらいは失くしてると思います。それを全部かき集めれば、数億円にもなるってことですよ。こんなところで一文にもならない駄文を書き連ねている時間があったら、日本全国の失われた一円を探す旅に出た方がいいんじゃないか? というか、むしろ一人一円ずつ僕に寄付してください。


ちょっと着地点を見失いそうなので、この辺りで我に返っておきましょう。とにかく、レモネードという飲み物の定義は、結構適当ってことです。じゃあ、レモンスカッシュってなんなんだ?…ってことになりますよね。結論から先に言うと、調べてもよくわかりませんでした。もうヤホー知恵袋に聞くしかねぇな。


詰んだ原因の最たる要因は、レモンスカッシュという項目がWikipediaに無かったことです。レモンスカッシュの項目が無いなんて、お前それでも百科事典かっ!! 今日から十科事典に格下げだ!! あと寄付もしないからな!!…というツッコミを頭にそっと浮かべつつ、他のWebページをいくつか回ったところで暑さに耐えきれず力尽きました。どうして人間はこんなに脆いのだ…。


そんな中でも何となく見えてきたのは、「レモンスカッシュは、炭酸を含んだレモネードである」というような傾向でした。あえて「傾向」と書いたのは、例外もたくさんあって統一的な見解が得られなかったからです。また、海外のサイトには「レモンスカッシュ=商業用、レモネード=個人用」という説明もなされているようですが、良く分かりまへん…。


つまり、よく分からないということです!! もう、別にレモネードでもレモンスカッシュでも良くないですか!? 気にしたら負けですよこんなもん!! レモンが入ってればオールオーケー!!


ちょっと暑くて頭がアレですが、アメリカのレモネードにはコスト削減のためにレモンは使わず、クエン酸で味付けしてる例も結構あるみたいです。そっか、レモン入ってなくてもいいんだ…。なんかもう、なんでもアリじゃないか…。


ちなみに、レモンの酸味はクエン酸であって、ビタミンCの含有量と酸味とはほとんど無関係です。たまーに勘違いしてるかたがいらっしゃるので、気をつけてください。勘違いしていたかたは、今から「レモンの酸味と、ビタミンCって関係ないんだよなー」ってしれっとつぶやいとけば、大丈夫です。


あー、ちょうどいいから今回はこの辺にしますか!! 来週は更新する予定ですが、更新されなかったらさぼりです。サボらないように頑張ります。サボるの語源はフランス語です。

ラジオ体操

皆さんこんにちは!!


最近、近所のホームセンターへいくと、入り口に置いてあるでっかい業務用扇風機の前で、ほぼ必ず誰かが涼しんでます。小さい子どもの時もあればお爺さんのときも、いかついお兄さんの時もあります。


そんな人々を横目で微笑ましく眺めつつ、さも興味なさそうにその前を通過してゆく僕ですが、その時だけ歩く速度が遅くなっているように見えるのは相対性理論による影響です。


なお、みんなに愛されてる巨大業務用扇風機、お値段は59800円(税込)と意外にリーズナブル。扇風機が故障して困ってるそこのあなたは、是非この機会に購入をご検討ください。何もかもを吹き飛ばす強力な風が、あなたの生活をより快適に!!


さて、そんなわけで本日のテーマはラジオ体操でございます!! 新しい朝が来た!! 希望の朝だ!! 今日は休日だから二度寝しよう!!


ラジオ体操を知らない人も多いと思うので簡単に説明しておくと、軽快なピアノのリズムに合わせて珍妙な動きをひたすらに繰り返す、日本発祥のシュールなトラディショナルダンスのことです。まるで国民を洗脳するかのように、悪評高い某国営放送局からラジオを通じて毎日流れてきます。


このラジオ体操、当時名を馳せていた7人の運動博士が夜もよく寝て考案したそうで、それぞれの動きには最先端の人間工学に基づいた合理的な意味があるんですって。すごいね。


しかしその分、極めて正確に体を動かさないと、十分な効果が得られないどころか逆に身体の不調を招いてしまうことすらあるみたいです。中々危ない橋だな、ラジオ体操…。特にお年寄りの場合は、間違ったラジオ体操が弱った足腰にとどめを刺し、再起不能になってしまう例も少数ながらあるらしいので、侮れません。


ここまで正確性が求められるなら、もっとしっかりした説明を組み込まなきゃいけないんじゃないか? 一応ラジオ体操には動きを説明するナレーションがついていますが、あんなものでは全く不十分です。


というか、あのナレーションって意味あるんですかね。ラジオ体操を全く知らない人があのナレーションだけを頼りに運動したらどんなことになるのか、是非とも観察してみたい。これ、YouTubeのネタになりませんか? YouTuberの皆さん、この企画を実施する際は、必ず僕にご一報ください!!


とはいえ、ラジオ体操は基本的に全国の小学校でほぼ強制的に刷り込まれるため、「ラジオ体操? 何それ知らなーい。もしかして、軽快なピアノのリズムに合わせて珍妙な動きをひたすらに繰り返す、シュールなトラディショナルダンスのこと?」っていう人を探すのにはかなり苦戦しそうです。


ちなみに僕の地域では、夏休みの最初の週と最後の週に「朝のラジオ体操集会」が開催されるため、早朝に近くの公民館へ行くと、眠い目を擦りながらラジオ体操に励む小学生を観察することができます。


もちろん、小学生のモチベーションは「皆勤した人だけが貰えるお菓子の詰め合わせ」なので、一度でも参加できない日が発生してしまった児童は絶望に打ちひしがれることになります。しかし、基本的に親に叩き起こされて無理やり行かされるため、お菓子は無いと分かっていつつも体操には参加しなければなりません。さぞ辛かったことでしょう。こうして、子どもたちは社会の厳しさを学んでゆくのです。


なお、現在は過疎が進行して小学生は絶滅したため、この文化も途絶えたものと思われます。衰退していく過程で「参加者が1〜2人」という状況も発生していたと考えると、なんとも悲しい話です。


ラジオ体操といえばもう一つ。僕が通っていた高校では、学期に一回くらいの頻度で「ラジオ体操テスト」なるものが存在しました。3〜4人ごとに体育教官室へ呼び出され、教員の前でラジオ体操を披露し、その出来栄えが体育の成績に反映されるというステキなイベントです。…いや、高校でこんなことやるか、普通。


このテスト、フィードバックが全くなかったので、どこがどう評価されてるのかさっぱり分かりませんでした。どうせなら、この時に正しいラジオ体操を叩き込んでくれれば良かったのに。


なお、僕は頑張ろうと手を抜こうと体育の成績は常に「3」だったので、最初こそ張り切っていたものの学年が上がるにつれグダグダになっていきました。何が「頑張ってる生徒は先生もよく見ているから、運動が苦手でも4が着く可能性はある!」だよ!! いっぺん文章に起こしてゆっくり朗読してみやがれその台詞!!


ラストで苦い青春の思い出が蘇ってしまいましたが、皆さんも正しいラジオ体操で清く健康的な心身を是非とも維持してください!!

「おばあさんのお口は、どうしてそんなに大きいの?」

「節子、それおばあさんやない。狼や」


皆さんこんにちは!!


前回は唐突に(ふざけてない)短編小説を投稿してしまい、エッセイを楽しみにしてくださっていた方々には申し訳ありませんでした。


…しかし、エッセイを楽しみにしてくださっていた方々というのが果たして存在するのか?…という議論もあり、このお詫び文が本当に必要なのかどうかについては現在有識者の間で意見が分かれております。今後の動向に注目です。


さて、今回のテーマは「狼」です! 以前別のエッセイの雑談コーナーにて「赤ずきんちゃん」に対する意見を言わせていただいた僕ですが、そう、狼と言えば真っ先に思い浮かぶのは赤ずきんちゃん!! 違いますか!? そうですよね!? てなわけで、前回は雑談にすぎなかった赤ずきんちゃんを、本日は本題にもってくるぜ!! 出世したな、赤ずきん


それにしても「赤ずきん」って、人につける名前としてどうなんでしょう。日本人に当てはめたら、「佐藤帽子」とか「田中ヘルメット」ってことですよね? 親はどんな心境で「赤ずきん」なんて名前を娘につけたんだ…。


いや、あるいは「赤ずきん」は本名ではなく、コードネームの類なのかもしれません。だとしても、どうしてコードネームなどというものがあのような女児に必要なのか…。もしかしたら、おばあさんに届けようとしていたモノというのがヤバいクス…いや、憶測でモノを語るのはやめましょう。そして、今回のテーマはあくでも狼なので、赤ずきんちゃんについての言及はこのくらいにしておきます。


しかし、狼ってどうして悪役ばかりなんですかね。見た目なんてほとんど犬だし、というか犬は狼の子孫だし、目つきもそんなに悪くはないと思いませんか? 


犬とよく対比される猫に関しては、原種のヤマネコが悪役として登場する話なんて聞いたことがありません。基本的に単独行動で自分より大きな動物は襲わないヤマネコに対し、狼は群れで行動して人を襲う可能性がある、そもそも体が大きく気性も荒い、狂犬病などのウイルス感染で凶暴化しやすい、などというネガティブポイントは確かにありますが、それだけで悪役にされてしまうなんてなんとも不憫な話です…。


赤ずきんちゃんに登場する狼は、赤ずきんからおばあさんの家の情報を聞き出した後、赤ずきんより先におばあさんの家へ行きおばあさんを捕食、遅れて到着した赤ずきんも丸呑みにしてしまいます。


赤ずきんはおばあさんと狼の見分けがつかないというとんでもないドジっ子属性を惜しげもなく発揮することになりますが、そもそも狼がおばあさんのふりをする意味がよくわかりません。だって、赤ずきんは見ず知らず(?)の狼に、おばあさんの家を簡単に教えてしまうくらい警戒心がザルなのです。


こんな危機管理能力のない娘、おばあさんの家の前でただ突っ立ってるだけでも、「あら狼さん、また会いましたね」なんて言いながら無邪気に近づいてくるに違いない。狼はなんて無駄な努力をしたのか…。


とは言え、無事目的を果たせた狼は、満足してぐっすり眠ってしまいます。通りすがりの猟師に自分のお腹を引き裂かれても、全く目を覚ましません。恐らく、猟師は獣医師の免許も持っていて、狼が痛みで起きないよう予め麻酔か何かを施したのでしょう。


しかも驚くべきことに、その狼のお腹の中から、赤ずきんとおばあさんが全くの無傷で生還します。どうやら狼は、2人を一切噛み砕くことなく、文字通り丸呑みにしたようなのです。コイツ、本当に狼か…?


こうして2人を助け出した猟師面をした獣医師は、直後に恐ろしい提案をします。


「狼のお腹に、石をめいっぱい詰め込んでやろう!」


…いや、悪魔かこいつ。狼が2人を食べたのは、生きるために必要だったからです。もちろん人間側だって死にたくはないですから、救える命を救ったまではわかります。人の味を覚えた狼は危険ですから、駆除する必要はあるかもしれません。


だとしても、ですよ!! 狼のお腹に石を詰め込んであえて目覚めさせて、苦しみに悶え死んでいく様子を観察する必要ありますか!? 狼だって今まで必死に生きてきたんです。2人を助け出した後は、敬意を表して安楽死させてあげるのが筋ってもんでしょうよ獣医師さん!! あんた獣医師なんかやめちまえ!!(…本当に獣医師のなのかどうかは知りませんが)


こうして、この物語は「言いつけを守らず道草した赤ずきんが悪い」的な結論で締め括られます。しかし本当の悪は、いらずらに命を弄び、狼をいたぶり殺してもなんとも思わないその人間の心ではないでしょうか。


…最後の一文は、是非赤ずきんのラストに付け加えていただきたいですね。それではまた来週〜