とある理系の気まぐれ随筆

極めて適当に書いた、どうでもいいエッセイです

ペンギン

あれは何だ!?


鳥だ!! 飛行機だ!! カメムシだ!! 空飛ぶおっさんだ!! シロアリの女王だ!! いや…


…ペンギンだ!!


はい、皆さんこんにちは!!


先週はバタバタとリア充全開の日々を過ごしておりまして、更新できませんでした。んー、初めてのお休み、いと悔し。仕事のほうも中々忙しくなってきたので、更新もちょいちょい不定期になるかもしれませんが、ナマコを観察するサティのような目で生暖かく見守っていただけると幸いです!!


そんなわけで、今回のテーマは「ペンギン」です!! 皆さんは、ペンギンってご存知でしょうか。知らない方も多いと思うので簡単に解説しておくと、ペンギンとは、黒と白のカラーリングを基調とした鳥の一種で、多くは極地などの寒冷な気候に住む、ヒトの子ども程のサイズをした伝説のUMAです。


鳥のくせに飛べないのですが、魚雷のように素早く泳ぎ回り、目についた小魚を片っ端から丸呑みにしていきます。魚からしたら、まさに地獄の使者のような恐ろしい存在でしょう。しかし、見た目がかわいいので人間からはちやほやされています。ホント、かわいいって正義だよな。


なお、ペンギンは伝説のUMAのため、日本の野外では基本的に見ることができません。どうしても見たいという方は、国内に複数箇所存在すると言われている、海洋生物の調教・展示を目的とした一般向けの大規模な飼育施設へ足を運ぶと良いでしょう。


ちなみに僕も、先週そんな施設へ赴き、実物のペンギンを目の当たりにしてきました。伝説のUMAなので、そもそもこの世に存在するのか当日まで半信半疑だった僕は、実物を見て「ホントにいたんか!」と強い衝撃を受けたのです。どうやら、数年前に近所の動物園で見たペンギンとは、種類が違うようでした。


伝説のUMAのクセに90頭もひしめき合っていたので、きっと日本は世界に先駆けてこの伝説のUMAを手懐けることに成功したのでしょう。さすがです。この事実は、日本政府が誇るトップシークレットの一つに違いない。個人的には、アメリカ政府が隠蔽しているエイリアンの秘密基地と同等レベルだと思います。


ありがたいことに、飼育員さんが何から何まで詳しく解説してくださったので、ペンギンのことなら知らないことは何もない程度に知識が増えました。やったね!! その中でも特に驚いたのが、「ペンギンは寒い地域にしか生息していない、というのは日本人の勝手で一方的な恥ずかしい勘違いで、実際には温暖な地域に生息するペンギンもいる」という事実です。


…これ、皆さんはご存知でしたか? …そうですか、知ってましたか。はいはい、勝手で一方的な恥ずかしい勘違いをしていたのは僕だけですよーだ。でもまぁ、せっかくなのでひけらかします。


僕が穴が開くほど観察してきたのはフンボルトペンギンという種類で、南米のチリやペルーに住んでいるそうです。南米というと、鉄も溶けるような灼熱大国というイメージがあるかもしれませんが、フンボルトペンギンの生息している地域は比較的穏やかな気候で、日本の夏くらいの暖かさとのこと。


さらに、これは今しがたwiki先生から教えてもらった情報なんですけど、このフンボルトペンギン、日本の環境が割と合うためか、国内の動物園・水族館各所で大量増殖しているらしく、全世界の生息数のうち一割ほどが日本の飼育個体(!?)なんだそうです。


しかしながら、現地では絶滅が危惧されている上に人工繁殖もままならない状況。今や世界各国から、「ニッポンノミナサン、サスガネー!!」と、その道の研究者が研修や視察に駆けつけるんだとか。えっ、世界に先駆けて手懐けてるって、割とガチじゃん。日本凄いな…。


ちなみに現在では、あまりに増えすぎて飼育しきれないため、卵の9割を回収して親には石かなんかで適当にこしらえたダミーエッグを抱かせているとのこと。そんなことになっていたのか、日本のペンギン事実…。ペンギンも飼育員も苦労してるのね。


もう一つ驚いたのが、ペンギンの鳴き声。皆さん、ペンギンってどんな声で鳴くか知ってますか? …えっ、知ってる? いいから大人しく知らないフリしてのんびりお茶でも飲んでてください。


僕は、ペンギンって「ガーガー」みたいな、ガチョウとかカモのようにダミ声で鳴くんだと思ってたんですよ。ところが、飼育場からは「ぷぉー」とも「ぱぉー」ともとれないような、ラッパのような破裂音が…。割と本気で、「バックグラウンドでゾウが待機してるんじゃないか?」って思ってしまったほどです。


恐らくアレがペンギンの鳴き声だとは思うのですが、鳴いてる現場を突撃☆スクープしたわけではないので、あの声の正体がペンギンなのかどうか、実のところ確証はありません。飼育員さんに聞けばよかった…。


ということで、今回はこの辺で!! 皆さんも、ペンギンを見に行く際はこの記事に想いを馳せてください!!